ドラム音の音色における感性情報と工学的パラメータとの対応付け

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概要

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本論文は、ドラム音に対してウェーブレット変換を用いた分析合成系を提案し、これより得られるパラメータと、人間が音色に対して感じる主観量との対応関係を定量的に求めるようにするものである。提案する分析系では、ドラム音の振幅変化や周波数成分の特徴を表すための適切なパラメータを求めることが可能である。また、人間の音色に対して感じる主観量は、SD法を用いて数値として求めている。得られた感性情報と相関の強い分析系のパラメータを選定し、重回帰分析を用いて両者の定量的な対応付けを行っている。また、この対応情報を利用する二つの応用システムを提案し、実験を行うことにより、本論文で得られた対応情報の妥当性を検証した。
1993-10-01

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