自由再生実験における記憶の神経回路モデルについて(セッション2)
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概要
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認識や思考といった高次の脳機能は, 記憶をその土台としている.したがって, 記憶のメカニズムの解明は非常に重要であるが, その根本的なメカニズムの原理は未だ解明されていない.そこで, 本研究では, 計算論的アプローチにより神経回路モデルを構成し, そのメカニズムの解明を試みる.本論で提案するモデルは, 人間の記憶のモデルとして広く知られているAtkinsonとShiffrinの二貯蔵庫モデルに基づいており, 実際の脳内で発見されている抑制性の神経ネットワークを用いて表現できる, Winner-Takes-All(WTA)やWinners-Share-All(WSA)と呼ばれる競合を用いて構成される.また, 人間の短期記憶の特徴を顕著に示したMurdock等の自由再生実験を本モデル上でシミュレーションすることで, 提案モデルの妥当性を考察する.
- 2005-09-21
著者
-
西野 哲朗
電通大
-
西野 哲朗
電気通信大学電気通信学部
-
西野 哲朗
電気通信大学情報通信工学科
-
西野 哲朗
電気通信大学情報理工学研究科
-
山崎 彰太
電気通信大学電気通信学研究科
-
西野 哲朗
電気通信大学 電気通信学部 情報通信工学科 情報メディア工学講座
-
西野 哲朗
電気通信大学 先進アルゴリズム研究ステーション
-
西野 哲朗
電気通信大学
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