Bulk量子計算モデル上におけるGroverのアルゴリズムの繰返し回数について
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概要
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本論文では, NMR量子計算機をモデル化した, Bulk量子計算モデル上で動作する, Groverのアルゴリズムの繰返し回数について考察する.最初に, Bulk量子計算モデル上でGroverのアルゴリズムを用いて論理式の充足可能性判定問題(SAT)を解くのに必要となる繰返し回数について議論する.次に, 解がただ1つのみ存在する探索問題に対する量子アルゴリズムを提案する.また, この探索アルゴリズムの秘密鍵探索問題に対する応用についても述べる.さらに, 解が複数存在する探索問題に対する量子アルゴリズムも提案する.以上の考察から, 本論文で提案するBulk量子計算モデルは, 通常の量子計算モデルよりもGroverのアルゴリズムを高速に実行できる場合があることが分かる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-12-15
著者
-
太田 和夫
電気通信大学情報通信工学科
-
西野 哲朗
電通大
-
國廣 昇
東京大学大学院新領域創成科学研究科
-
西野 哲朗
電気通信大学電気通信学部
-
國廣 昇
東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻
-
西野 哲朗
電気通信大学情報通信工学科
-
大久保 誠也
電気通信大学大学院情報通信工学専攻
-
西野 哲朗
電気通信大学情報理工学研究科
-
國廣 昇
電気通信大学情報通信工学科
-
大久保 誠也
静岡県立大学 経営情報学部 経営情報学科
-
太田 和夫
電気通信大学
-
西野 哲朗
電気通信大学 電気通信学部 情報通信工学科 情報メディア工学講座
-
太田 和夫
電通大
-
西野 哲朗
電気通信大学 先進アルゴリズム研究ステーション
-
西野 哲朗
電気通信大学
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