シミュレーションによるSubset-Cover Revocation法の性能比較
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概要
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端末機器に予め秘密鍵を設定しておき,鍵更新を特に行わずに任意の端末機器を無効化する方式はSubset-Cover Revocationという枠組におさまる.鍵を木構造で管理する具体的な方式としてComplete Subtree Method(CS法),Subset Difference Method(SD法),Layered Subset Difference Method(LSD法),Hybrid System Method(HS法)がある.これらの方式はデバイス鍵数とメッセージ長により性能を評価される.デバイス鍵数は木構造を定めると一意に決定できるが,メッセージ長は無効化されるユーザ数とその無効化ユーザの分布により変化する.本稿ではこの4方式のメッセージ長について,シミュレーションをもとに比較,考察した結果を報告する.シミュレーションの結果,CS法の理論式に誤差があること,SD法の理論式はユーザ全体に対して無効化ユーザが少ないときのみ適用でき,他の場合には大幅に異なることが分かった.HS法のCS部でのカバーリング個数はcoupon collect's problemを適用して解析できることが明らかになった.
- 2003-12-08
著者
-
太田 和夫
電気通信大学情報通信工学科
-
奥秋 清次
職業能力開発総合大学校東京校
-
宮沢 松子
電気通信大学情報通信工学科
-
斎藤 宗一郎
電気通信大学情報通信工学科
-
バグス サントソ
電気通信大学情報通信工学科
-
太田 和夫
電気通信大学
-
バグス サントソ
電気通信大学
-
奥秋 清次
職業能力開発総合大学校
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