量子アルゴリズムに対する共通鍵暗号の安全性
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概要
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公開された暗号アルゴリズムE, 平文m_0および暗号文c_0が与えられたとき, c_0=E(k_0,m_0)の関係をみたす秘密鍵k_0を見つける量子アルゴリズムについて検討する.NMR計算機等を一般化したBulk Quantum Turing Machine(BQTM)による実装に適した, 数え上げ問題(counting problem)を技法にもとづいた新しいアルゴリズムを提案する.提案アルゴリズムでは, ブール関数F_r^<(d)>を導入することで, 暗号アルゴリズムEを実現するオラクルの呼び出しの回数とNMR計算機の観測の精度との間にトレードオフが成立つ.妥当な仮定のもとで計算の複雑度を予想し, 小規模な実験結果について報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-01-23
著者
-
太田 和夫
電気通信大学情報通信工学科
-
西野 哲朗
電気通信大学電気通信学部
-
青木 和麻呂
日本電信電話株式会社ntt情報流通プラットフォーム研究所
-
青木 和麻呂
NTTコミュニケーションズ
-
太田 和夫
電気通信大学
-
西野 哲朗
電気通信大学 電気通信学部 情報通信工学科 情報メディア工学講座
-
西野 哲朗
電気通信大学 先進アルゴリズム研究ステーション
-
西野 哲朗
電気通信大学
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