衝突問題に対する量子アルゴリズムにおけるソーティング方法の選択について(量子計算)
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概要
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衝突問題とは,集合Xと関数f:X→Zが与えられたときに,f(x)=f(y)を満たすような対(x,y)∈X×Xを発見する問題である.このような対(x,y)のことを衝突という.本論では,Brassardらによって提案された,衝突問題に対する量子アルゴリズムの時間計算量を解析する.その量子アルゴリズムは,ソーティング・アルゴリズムを部分ステップとして含んでいるので,そのアルゴリズムの計算量は,用いられるソーティングアルゴリズムの計算量に依存する.そこで,我々は,種々の状況において,その量子アルゴリズムに適したソーティング・アルゴリズムについて議論する.本論の解析においては,マージソート,基数ソート,バケットソートを取り上げる.最後に,上記量子アルゴリズムの,時間計算量と領域計算量の関係についても考察する.
- 2003-12-11
著者
-
西野 哲朗
電通大
-
西野 哲朗
電気通信大学電気通信学部
-
大久保 誠也
電気通信大学大学院情報通信工学専攻
-
西野 哲朗
電気通信大学情報理工学研究科
-
大久保 誠也
静岡県立大学 経営情報学部 経営情報学科
-
西野 哲朗
電気通信大学 電気通信学部 情報通信工学科 情報メディア工学講座
-
西野 哲朗
電気通信大学 先進アルゴリズム研究ステーション
-
西野 哲朗
電気通信大学
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