認知科学的プログラム理解の考え方と方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
梗概 プログラム理解は,従来は主にプログラミング教育を対象としたバグのある不完全なプログラムの理解に焦点が当てられていたが,CASEの登場によって最近業務処理プログラムを対象とするリバースエンジニアリングのための技術としても注目されるようになった.本報告では,認知科学的なプログラム理解の考え方と方法を考察し,これからの研究の方向について議論する.認知科学的プログラム理解とは,人がプログラムを理解するやり方を参考にしてコンピュータにプログラムを理解させるシステムを実現することである.そのためには,プログラムにおける5つのレベルの意味とそれを表現する枠組みを準備し,マッチング処理とモデル生成によって理解を行う.今後,意図の理解まで行うにはプログラム作成過程の認知科学的モデリングの研究が必要である.また,リバースエンジニアリングの研究においては,現場の理解が不可欠であり,そのためにも産学共同研究が必須である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-01-20
著者
関連論文
- 対象モデルを用いたVHDLからの知識ベース生成システムの開発
- 旋回中の監視カメラで撮影した画像からの高速な侵入者検知
- 汎用フレーム型知識工学環境ZERO++の開発 : ネットワークでの Knowledge Sharing System を目指して(ソフトウェアモデリング及び一般)
- 医療データベース (医療情報処理)
- パネル討論会 : エキスパート・システムの課題 (エキスパート・システム)
- Japan-CIS Symposium on Knowledge-Based Software Engineerin'94(JCKBSE'94)の企画および参加報告
- プログラム理解のリバースエンジニアリングへの応用
- 高等教育向きコンテンツ共有型e-Learning環境WebLS
- 日本の伝統文化に基づく知能システム研究の考察(「日本文化と知識処理」及び一般)
- 伝統文化に基づく技術倫理教育の考察 : 我が国向きの技術倫理を求めて
- [特別講演]自律共生ロボット : 次世代ロボットのための統合化知識システム
- シンビオティック情報システム(SIS)研究の勧め : 21世紀の情報社会における人と情報システムのあるべき姿を目指して
- プログラム理解システムにおける理解法の汎用化
- 「人工知能の展望」 : 1987年7月20日 人工知能学会全国大会(於:学習院大学記念会館)にて
- プログラム理解能力向上のためのプログラムの正規化法について
- 統合型知的プログラミング支援環境に埋め込まれた知的CAIにおける教授戦略
- プログラム理解システムALPUSにおける誤りの表現法および誤りの理解メカニズム
- 知的プログラミング環境における学習者モデル構築法
- アルゴリズムの知識に基づくプログラム理解システムALPUS
- 記述の変換に基づく学習の研究 : ハードウェア記述言語VHDLからの対象モデルの自動生成法
- ハードウェア記述言語VHDLから対象モデルへの変換による知識獲得法について
- 対象モデルを用いたVHDLからの知識獲得
- シソーラス構築支援ツール : THEMSYSの開発
- 対象モデルの概念に基づくキーボードユニットの機能的モデリングの検討
- パネル討論「常識とは何か」 : 1988年7月23日人工知能学会全国大会(於:学習院大学記念会館)
- 故障挙動の知識を導入した対象モデルによるパーソナルコンピュータの診断システムの検討
- フレーム型データ構造の一論理的記述について
- 自律型人間サービスロボットアームのための知的計画とアームの制御
- フィードバック型歩行訓練装置に関する研究
- フィードバック型歩行訓練装置に関する研究 A Feedback Type Gait Training System
- シンビオティック情報システム(SIS)の概念とその応用--人と情報システムの自然な共生を求めて (2002年情報学シンポジウム 講演論文集--情報社会のセマンティクスXMLとSemantic Web,電子政府への展望,ロボットとの共生) -- (セッション6:ロボット,システムとの共生)
- C ++による汎用フレーム型知識工学環境ZEROの開発 : 知識ベースファイルの分散・共有化による協調動作
- C++による汎用フレーム型知識工学環境ZEROの開発 : ネットワーク環境におけるリアルタイム型共有知識ベース機能
- X-Windowによる汎用フレーム型知識工学環境ZEROにおけるユーザインタフェースの開発
- 構文知識に基づくガイデットエディタの試作
- 人間機械系インタフェースのための顔画像検出と特徴部位の位置検出
- NACSIS-ILL遠隔研修システム構想
- 知識ベース・システム研究会と関連分野の動向
- フレーム型知識表現システムZEROにおける付加手続きとしてのProlog
- フレーム型知識表現言語の設計およびインプリメンテーションについて(モデル表現とその構築に関する理論と実際の研究)
- アルゴリズムアニメーションを用いたプログラミング教育システム
- C++による汎用フレーム型知識工学環境ZEROの実現
- 機能と構造に着目した組合せ回路の階層的知識モデリング
- 機能と構造に着目した組合せ回路の階層的知識モデリング
- 記述の変換に基づく知識獲得支援システム : CADデータベースからの知識獲得法とそのシステムの試作
- 異常挙動に着目したディジタル・システムの故障診断手法
- 視覚と触覚を有する自律型知能ロボットの研究 : 知的作業スケジューリング部
- 論理回路のCADデータベースから対象モデルへの変換に基づく知識獲得支援システム
- 対象モデルに基づく異常挙動のシミュレーションによるキーボードの故障診断システムの開発
- C++による汎用フレーム型知識工学環境ZEROの実現について
- 変換に基づく対象モデルの自動モデル生成システム
- デジタルシステムの設計情報を用いた対象モデルの自動生成手法
- 対象モデルによる論理回路の故障診断システム
- Internetによる産学官研究交流支援システムVRECの構想と実現
- フィードバック型歩行訓練装置に関する研究
- 特集「知識工学」の編集にあたって
- CAD機械図面の理解 : 対象構造の認識とそのルール構築について
- 人間とネットワークロボットの共生のためのソフトウェアプラットフォーム (情報プラットフォーム)
- 利用者による拡張機能を付加した知識表現言語ZEROの実現
- プログラム理解における論理エラーの分類と意図理解への応用
- グリーンAIへの期待と課題 : エネルギーと環境に関して(特集テーマ「グリーンAI」,「グリーンAI」及び一般)
- Web型遠隔教育システムのオンラインプレゼンテーションツール
- 8.シンビオティック・システムの文化的側面の考察(シンビオティック・システムの実現に向けて-人,社会,環境,情報システムの協調系-)
- 科学技術研究と文化
- 図書館業務遠隔教育システムの運用評価
- 図書館業務遠隔研修システムの利用者ログ分析
- 図書館員を対象とした専門研修のための遠隔教育支援システム : NACSIS-SL/ILL
- NACSIS-ILLシステム講習会の遠隔化にむけて
- 招待講演1 Intelligentシステムとしてのe-learning--経験から学んだことを中心にして (AIシンポジウム(第16回) e-learningのintelligent化に向けて)
- NACSIS-ILL自学習得システムの開発
- 国立情報学研究所(NII)の構想と課題 : IT基礎研究所の設立と役割に関する考察
- 人型アームサービスロボットHARISに関する研究
- アルゴリズム知識とプラン知識を組み合わせたプログラム理解法
- 国立情報学研究所(NII)の構想と課題 : IT基礎研究所の設立と役割に関する考察
- 情報技術(IT)における基礎研究の役割とあり方
- 自律型人型サービスロボットにおける情報モデリング : 認知科学に基づく知識モデリング
- インターネットを活用した高等教育(21世紀への提言:情報通信技術による教育改革)
- 高等教育におけるインターネットを用いた遠隔教育の課題と展望
- 知的プログラミング教育環境INTELLITUTORにおけるプログラム理解システムALPUSの拡張 : 知識の改訂・追加機能
- 自律型サービスロボットにおける知能ソフトウエア工学的アプローチ
- 知的プログラミング環境における学習者モデル構築
- 知的プログラミング環境における学習者モデル構築
- プログラム理解システム汎用化のためのプログラム表現の抽象化ついて
- LCMシミュレータを用いたディジタルシステムの故障診断システムの設計
- 対象モデルに基づく故障シミュレーションシステムの開発
- 対象モデルによるカウンタ回路の故障診断エキスパートシステム
- フレーム型知識表現環境ZEROへのプロダクション・システムの付加
- 対象モデルによるフルアダーのモデリングと故障診断推論システムの試作
- 知的プログラム開発支援環境INTELLITUTORに於ける、プログラミング知識作成支援システムの設計
- 知的プログラミング環境における学生の状態の理解
- クラウド型汎用e-LearningシステムWebELSによる国際会議のオンライン配信実験と評価(「Webサービス・クラウド」及び一般)
- 認知科学的プログラム理解の考え方と方法