[特別講演]自律共生ロボット : 次世代ロボットのための統合化知識システム

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概要

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シンビオシスとは、システムの構成要素が夫々自律性を持ち、かつ協調してコミュニティを構成している状態をいい、これに基づいて形成されたコミュニティをシンビオティック・コミュニティと呼ぶ。シンビオティック情報システム(SIS)は、人を含む情報システムがシンビオシスの概念によって構成されているものである。自律共生ロボットは、SISの概念に基づくロボットをいい、日常生活の場で人と共存し、人と交流し、人を助けることを目指しており、21世紀の高福祉社会にとって社会的要望が大きいテーマである。この種のロボットの実現には知識システムとしてのアプローチが不可欠であり、特に様々な機能を自律システムとして統合化するためのプラットフォームが重要である。本稿では、自律サービスロボットHarisの概要と、この経験を基にした次世代自律共生ロボットの研究開発環境としての汎用分散知識プラットフォームSPAKに基づく統合化知識システムについて論じる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-05-16

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