雲仙岳に大規模な土石流を発生させた豪雨の特徴
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Heavy rainfalls over the Shimabara district in Nagasaki Prefecture have frequently caused violent debris flows associated with the eruption of Mt. Fugen at Unzen for recent several years. The most serious debris flows took place on 28 April and 18 June in 1993. The purpose of this study is to reveal the structure and formation of these heavy rainfalls using an RHI radar. The main results can be summarized as follows. (1) The individual rain-cells which attacked Mt. Unzen appeared near the Nagasaki Peninsula and developed over the Tachibana Bay and the Shimabara Peninsula. (2) These strong rain-cells moved to the direction of ENE with velocity of 60?70 km/h. (3) The careful look-out for the western sea region is most essential for preventing the disaster of violent debris flow in the Shimabara district.
- 日本自然災害学会の論文
- 1997-05-31
著者
-
武田 喬男
名古屋大学大気水圏科学研究所
-
藤吉 康志
名古屋大学大気水圏科学研究所
-
岩崎 博之
群馬大学教育学部
-
荒生 公雄
長崎大学教育学部
-
岩崎 博之
名古屋大学水圏科学研究所
-
武田 喬男
名古屋大学
-
中根 重勝
長崎大学水産学部
関連論文
- 孤立した島の風下におけるバンド状対流雲システムの降水強化過程
- 長崎半島からのびるバンド状エコーの形成と発達過程 -1997年7月の長崎・天草観測-
- 台風9918号外縁部で発生した1999年9月24日の東海地方の竜巻とメソサイクロン
- B212 AMeDASデータを用いた弱雨の経年変化の地理的特徴の研究(気候システムII)
- B151 AMeDASデータを用いた強雨の経年変化の解析 : 山岳と強雨増加の関係(2008年夏季の局地豪雨,専門分科会)
- 1988年の梅雨前線に沿って発生したメソスケール降雨帯の2台のドップラーレーダーによる解析 : 運動学的構造と維持過程について
- 組織化した対流性ストームの形成過程に関する数値的研究 : 第2部. セルの並ぶ方向が、スコールラインの「破線型形成」の及ぼす影響について
- 組織化した対流性ストームの形成過程に関する数値的研究 : 第1部・長寿命セルの形成パターン
- 孤立した山の風下に形成される帯状降水システムに関する数値実験
- 長江・淮河流域における91年大雨イベントのJSMモデルによるシミュレーション
- 3.3.25 気圏・水圏総合モデルに関する予備的研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- P130 モンゴル・トーレ川上流域における降水の標高依存性
- 梅雨前線帯のメソαスケールクラウドクラスターとその周辺大気環境の特徴
- 停滞したメソαスケールクラウドクラスター中のメソβスケール対流雲群の構造
- 梅雨前線帯の長寿命の停滞したクラウドクラスターの発達, 維持の特徴 -1996年7月5日-7日-
- A301 AMeDASデータを用いた近年の強雨増加の地理的特徴(降水システムII,一般口頭発表)
- P103 モンゴルにおける降水中酸素安定同位体比の季節内変動の要因について
- C207 ウランバートル周辺の対流活動の日変化の特徴 : なぜ, 夜間に積乱雲活動が活発にならないのか?(降水システムII)
- P173 モンゴルにおける積乱雲活動と可降水量の日変化の関係について
- 降雪のZ-R関係と降雪粒子の諸特性
- レーダエコーパターンの形状特徴量による筋状エコーの組織化過程の解析
- 融解雪片の分裂が雨滴の粒径分布に及ぼす効果
- Meiyu 前線帯に発生した降水システムの特徴(GAME/HUBEX)
- SSM/Iデータを用いた層状雲の凝結水量と氷水量の推定法について
- レーダとSSM/Iデータを用いた梅雨期の低気圧に伴う雲域の構造に関する研究
- A158 乾燥域における土壌水分量が積乱雲活動に与える影響 : AMSR-E土壌水分量の気象学への応用(スペシャル・セッション「GAMEからMAHASRIへ〜モンスーン研究の進展と今後〜」)
- フィリピン東沖の月降水量と九州南方海上の月降水量の関係の年々変化
- 鉛直シアの弱い大気場で発達した長寿命の積乱雲の3次元気流構造
- 停滞するバンド状積乱雲群の evolution と構造(1)
- 夏期の関東地方における積乱雲の融合の特徴
- 中国淮河流域の積乱雲の発達過程 : ドップラーレーダ観測
- 中国淮河流域の積乱雲の発達過程と降水生成量 -ドップラーレーダー観測-
- メソβスケール雲群内の非常に発達した積乱雲のドップラーレーダ観測
- 半盆地域で観測される日変化する水蒸気量の水平・鉛直分布の特徴
- 屋久島の風下側で見られた降水の強化
- NOAA衛星データを用いた山岳域周辺の可降水量見積り法
- TOGA-COARE集中観測期間中のパプアニューギニア、マヌス島における雲群の構造に関するドップラーレーダー観測 : 観測の概要
- 2.「メソスケール気象」(「日本における気象学研究に関する現状と将来」第3回研究会報告)
- 衛星搭載型レーダと地上設置型観測機により観測された降雨強度を比較する場合の誤差のシミュレーションによる評価
- 第12回メソ気象研究会報告
- 1995年7月11日関東地方で発生した積乱雲群の解析(その2)
- 「つくば域降雨観測実験」による関東地方における1995年7月の観測の概要
- 水蒸気勾配がGPS可降水量の精度に与える影響
- 降水レーダを用いた雲仙岳火砕流に伴う噴煙の構造の時間変化に関する事例解析
- 長崎半島周辺に停滞したレインバンドの構造と形成・発達・維持過程
- 地形効果による降雨の強化に関するドップラーレーダ観測
- 東シナ海上の寒気吹き出し雲の雲頂エントレインメント不安定に関する成層について (事例解析)
- 準実スケールの人工雲物理実験計画の紹介
- 東アジア亜熱帯域の雲量極大ゾーンの5月中旬〜下旬の急変
- 中国東部における積乱雲群出現の日変化と総観場の解析(1979年6〜8月)
- 3. 東アジア乾燥地域周辺の水循環
- 濃尾平野北部における降水の強化・集中過程と地形効果 : 1999年9月20日、ドップラーレーダで観測された事例解析
- フィリピン東沖における月降水量の季節変化およびその年々変動と水蒸気フラックスの関係
- 国際シンポジウム「東アジアのメソスケール水循環と豪雨」の報告
- 谷川岳周辺における二つの極大を持つ可降水量と対流活動の日変化
- 2000年夏の関東地方における可降水量及び降水の日変動
- 複雑山岳地形が風下の降雪分布に及ぼす効果 : 濃尾平野を例として
- エアロゾルが層雲の光学的性質に及ぼす影響(その2)
- エアロゾルが層雲の光学的性質に及ぼす影響
- P137 モンゴルにおける降水の年々変動と季節変動に関する研究
- 冬季の海上の層積雲の構造と反射率
- P308 GSMaP降水量とJCDAS地上気温を用いたモンゴルのNDVI分布の1ヶ月前予測の可能性
- 「雲と風を読む」, 中村和郎著, 岩波書店, 2007年8月, 165頁, 1700円(本体価格), ISBN978-4-00-007843-6(本だな)
- P315 中緯度の定在Rossby波と熱帯大気の相互作用の可能性について
- P219 モンゴルにおける「雨期の中休み」期間の大規模循環場の特徴
- P310 モンゴルにおける「雨期の中休み」について
- P309 モンゴルにおける気象要素の年々変動と植生指標の年々変動の関係
- 北側の日本瓦屋根に被害が集中した竜巻の事例解析
- P413 日没後に榛名山南東麓で発生する積乱雲群の発達過程の特徴
- 1999年〜2001年冬季に北陸地方(上越, 輪島)で観測されたGPS可降水量とラジオゾンデ可降水量の比較
- 半盆地における日没後の可降水量と対流活動の極大
- 雲仙岳に大規模な土石流を発生させた豪雨の特徴
- 梅雨前線帯を移動する長寿命雲クラスターの構造と発達過程に関する事例解析
- 日本周辺の雲クラスターの出現特性 : 1985年から1988年の梅雨期について
- 関東地方における夏季静穏日の数値シミュレーション
- 主風向に平行な走向を持つ筋状降雪雲の2台のドップラーレーダを用いた研究 : 第2部:筋状降雪雲の運動学が隣接する筋状降雪雲の発達に及ぼす影響
- 対流性降水雲の地形による変質に関するドップラーレーダ観測
- 寒冷前線帯のマルチバンドのレーダエコー構造
- 梅雨前線帯のクラウドクラスターの雲と降水の分布
- 台風の雲活動にみられる 周期的な時間変化 -GMS split window channelデータの解析-
- 長崎県高来町周辺に豪雨をもたらした1995年7月11日の雷雨
- 雲仙岳周辺に火山性土石流を発生させた1995年の豪雨
- 太平洋高気圧西縁の南西気流域における航空機観測
- 東アジアにおける梅雨期の雲量分布の年々変化
- 東アジアにおける梅雨期の雲量分布の年々変化
- 石狩湾上における帯状雲の三次元風速場と発達過程 : 1992年1月31日の事例解説
- 雲力学事始め(雲物理学,およびメソスケール大気水循環の研究) : 2001年度藤原賞受賞記念講演
- 「測雲レーダーに関するGEWEXワークショップ」および「WCRP放射フラックスに関するワーキンググループ会議」報告
- 1992年度日本気象学会秋季大会 スペシャル・セッション「雪」の報告
- マイクロ波放射計により測定された中層雲の雲水量の特徴
- J4.1:Large Scale Effects of Cloud Systems
- 航空機による巻雲の雲物理学的観測
- 航空機観測による層状「氷雲」の内部構造
- 大気環境場の変化とメソβスケール積乱雲群の発達 (第12回メソ気象研究会報告)
- 濃尾平野における海風の発達に関する研究
- メソαスケールクラウドクラスターのevolutionと広域降水量 -1996年7月5日-7日の事例解析-
- メソβスケール積乱雲群のevolutionと周辺大気場の変化との関係 -1996年7月2日九州事例
- 長崎市東部から諫早市方面に伸びるライン状降雨エコ-の解析と地形効果に関する考察
- 近接した雷雲内の中層渦によって強化された中層の rear inflowに伴うマルチセル型雷雲の発達過程
- 島原半島北部を通過した1994年11月18日の対流性降雨の活動特性 (白須賀公平教授退官記念)