全窒素・全有機炭素同時分析装置の自動化
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概要
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複数の汚濁指標を連続的に測定する装置として,既報で述べた燃焼-ガスクロマトグラフ法に基づく全窒素(TNと略記)と全有機炭素(TOC)の同時分析装置を自動化した.自動化に当たり,試料に溶存する窒素(N_2)と無機炭素の除去法や試料中の汚濁物質を連続的に燃焼させる方法などを工夫した.燃焼生成ガスはその一部を間欠的にガスクロマトグラフに導入して,窒素と二酸化炭素を定量した.この装置の検出下限は0.6ppm TN及び0.2ppm TOCであり,50 ppmにおける再現性はTN,TOCともに変動係数で1%以内であった.又,95%応答時間は約10分であり,排水処理工程の管理などに有効であることを明らかにした.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1978-09-05
著者
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高田 芳矩
(株)日立製作所中央研究所
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加茂 友一
(株)日立製作所日立研究所
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川副 重義
(株)日立製作所日立研究所
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宮城 宏行
(株)日立製作所日立研究所
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中島 史登
(株)日立製作所日立研究所
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有川 喜次郎
バブコック日立(株)呉研究所
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宮城 宏行
(株)日立製作所計測器事業部
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