α-メチルーホルムオーリン-3,3-ジカルボン酸によるアルミニウムの比色定量 : 有機分析試薬の合成とその応用(第1報)
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概要
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本定量法はアルミニウムイオンがpH3.7〜4.2においてα-メチル-ホルムオーリン-3,3-ジカルボン酸と反応し,生成する510mμに極大吸収を有する紅赤色を比色する方法である.試薬水溶液は酢酸酸性で360mμに極大吸収がある淡黄〜橙黄色を呈する.このアルミニウム錯化合物はアルミノン試薬の場合より易溶性であるから,保護膠質を用いなくても定量が可能である.<BR>鉄(III)イオンも本試薬により紫赤色を呈するが,あらかじめ塩酸ヒドロキシルアミンで還元しておけば妨害とはならない.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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