希土類元素の迅速陽イオン交換クロマトグラフィー
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概要
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クーロメトリー検出器を応用して希土類元素の迅速イオン交換クロマトグラフィーの研究を行った。希土類元素の溶離は溶離液のpHに著しく左右され、迅速分離にはpH傾斜溶離が有効であることを認め、乳酸系を溶離液として用いるときの溶離条件を検討した。その結果、O.5M乳酸系溶離液を使用する場合には溶離開始pH3.4がよく、溶離液中に塩化ナトリウムを添加すると溶離が促進されるが、その挙動は他の重金属の場合と多少異なる。一方、カラム温度は高いほど分離度が向上するが、イットリウムとジスプロシウムの分離は架橋度の高い樹脂を用いることで改善される。又、粒径(8〜11)μmの樹脂を使用すれば、スカンジウムとイットリウムを含む希土頚16成分を80分以内に相互分離できることなども明らかになった。
- 1975-12-10
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