原子吸光分析用電解式試料前処理法とその応用
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概要
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原子吸光光度法による重金属イオンの分析において、分析感度の向上及び妨害元素との分離を目的として、電解式試料前処理法を試み、その適用範囲を調べた。この方法の原理は、まず、流通式の電解セル中に試料液を通すことによって試料液中の目的成分をほぼ完全に電解析出させ、次に電極を洗浄後、セルに少量の溶離液を流すとともに電極に溶出電位を印加して析出した目的成分をすべて溶出させるものである。銀、銅、鉛、亜鉛、コバルト、ニッケル、カドミウム及びマンガンに対する本法の適用性を基礎的に検討し、試薬中の重金属不純物の分析、ブライン中の銅の分析などに応用できることを明らかにした。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-11-10
著者
-
酒井 馨
株式会社日立製作所計測器事業部
-
高田 芳矩
株式会社日立製作所日立研究所
-
酒井 馨
日立計測エンジニアリング(株)テクノリサーチセンター
-
広田 邦男
(株)日立製作所日立研究所
-
有川 喜次郎
バブコック日立(株)呉研究所
-
広田 邦男
株式会社日立製作所日立研究所
-
有川 喜次郎
株式会社日立製作所日立研究所
-
高田 芳矩
株式会社日立製作所中央研究所
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