電量的検出法を用いるカルボン酸の陰イオン交換クロマトグラフィー
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概要
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弱酸性のナトリウム形及び水素形陽イオン交換樹脂を充てんしたpH調節力ラムを用いることで有機酸の電量的検出を可能にし,カルボン酸の陰イオン交換クロマトグラフィーの研究を行った.溶離液中のカウンターイオンすなわち塩素イオン濃度を,あるいは酸濃度を増しても解離度の小さい低級脂肪酸はほとんど影響を受けないが,多価カルボン酸の溶出は著しく促進される.一方,アセトンの添加は低級脂肪酸の溶出を促進する.このアセトンは溶離液中に5%添加したときに最もカラム効率が高くなる.又,分離カラムの劣化現象は架橋度の高い充てん剤を用いることで防げることなどが明らかになった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1978-12-05
著者
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