ガラスキャピラリーカラムの試作とその応用
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概要
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ガスクロマトグラフ用毛管式分離管としてガラス製キャピラリーカラムを試作し,その性能と応用性について検討した.<BR>高性能のカラムを得るためには,固定液相塗布の前処理として2%フッ化水素酸溶液を用いて室温で20時間エッチング処理するのがよく,これによりガラスキャピラリー内面に0.2〜0.3μのほぼ均一なおうとつが生ずる.これに固定液相を塗布して得られたカラムは分配比が4〜6の成分で理論段数が2000〜3000段/mの性能を示した.このガラスキャピラリーカラムはPCB,炭化水素,生体試料,天然物質などの分離分析に応用したが,充てんカラムおよびステンレス鋼製キャピラリーカラムに比べてきわめて有効であることが確認された.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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