フローインジェクション分析法によるニッケル-鉄合金薄膜中のニッケルの定量
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概要
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相互に定量の妨害となる元素の混合系として,Ni-Fe合金薄膜をモデルに選びNiの高精度FIA定量法を検討した.発色剤には4-(2-ピリジルアゾ)レゾルシノールを,Fe(III)のマスキング剤にはピロリン酸ナトリウムを,又,pHの緩衝剤にはホウ酸ナトリウムを用いた.16方自動バルブを用いて,これらの試薬類を混合した混合反応試薬各60μlで試料40μ1の前後を挟み,FIA流路系に注入する.65℃の反応コイル(0.5mm i.d.×10m)内で安定な錯体を生成させ,波長520nmの吸光度を測定して定量する.微量試料(約0.3mg)に適用できる分析条件の定量精度は,15回繰り返しの再現性が相対標準偏差で0.09%,又検量線精度は±0.2%であった.なお,測定時間は1検体当たり2分間であった.
- 1987-04-05
著者
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