多元素同時放射化分析における照射,冷却,測定時間設定の簡便法
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概要
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本法は,中性子放射化分析による多元素同時分析の適正な照射,冷却,測定時間の設定を行うための簡便法である.放射性核種の生成及び減衰の基本式を変形して,より多くの元素が分析可能となる照射,冷却及び測定時間を設定する.このために基本式の各項を核種ごとに固有な数値と,実験条件による変数とに分離する.更に計算を簡易化するため対数をとる.次に各核種について照射,冷却,測定時間の組み合わせが分析可能最低カウントより最大制限カウント内に納まるような範囲で適正な時間の選定を図表を使用して行った.本法は,実際の大気中エアロゾル試料の分析に適用して精度のうえで,又時間的,経済的に有用であり,十分に実用性があることが示された.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-08-10
著者
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