アンダーセン・サンプラーによるエアロゾルの粒度分布の解析

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概要

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アンダーセン・サンプラーを用いてエアロゾルの粒度分布を調べる方法として、対数正規確率紙によるデータの処理をやめ、累積分布曲線を微分することにより粒度分布曲線を作った。この方法で得られる粒度分布曲線は直観的に理解しやすく、なおかつ定量的に扱えるものである。その結果、エアロゾルは対数正規分布のような単純な形ではなく、二つのピークをもった分布形であることが確認された。一方、鉄及び亜鉛はともにピークを一つもつが、両者は全く異った分布状態であることも分かった。更にエアロゾルの粒度の大いほうのピークは、鉄のピークと関係が強いものと推測された。
1975-01-10

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