TINA-likeモデルにおけるDiscrete Terminal Mobilityサービス

概要

論文の詳細を見る
現在のパーソナル通信として中核を成しているのは, ユーザか携帯電話やノートブックパソコンなどを持って移動し, 移動先で無線インタフェースを介して行なう通信である。しかし, 将来のマルチメディア通信を行なうに際して, 無線インタフェースを介してのマルチメディアサービスには, データの転送速度などの面で限界があるものと思われる。そこで, 移動先でも多様なマルチメディアサービスを高品質で受けることを可能にするため, 無線インタフェースを介さず, 直接有線で通信を行なえるようなモビリティサービスが必要となってくる。このようなサービスをDiscrete Terminal Mobilityサービスどいう。我々は, 次世代公衆網アーキテクチャのメインストリームとなりつつあるTINA (Telecommunications Information Networking Architecture)に注目し, TINA-likeモデルを用いて, このサービスを実現/提供するためのサービスアーキテクチャを提案する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24