コードの動的割当を行なうCDMA車々間通信の提案
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概要
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1993年の日本における自動車保有台数は6500万台を越え、すでに自動車は生活必需品となっている。自動車産業は普及期を終え、「走る」だけでなく「安全に快適に走る」事を考える時期に差しかかっているといえる。そのためのシステムの一つとして、車々間通信システムの研究が行われている。車々間通信システムとは、道路上で近くに位置した車両同士が通信を行い、直接、情報を交換するものである。これによって、運転者に周囲の状況を提供したり、車両自身がその状況を判断して、安全性の向上および運転環境の快適性の向上を目指すことが可能となる。将来的には、この車々間通信を応用し、前の車両に自動的に追従していく車群追従走行や、究極的には自動運転が考えられる。本稿では、このシステムの下位レベルにあたる車両間ネットワークの通信方式、及びパケット伝搬方式を提案し、シミュレーションによって評価、検討を行った。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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松下 温
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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有安 香子
NHK放送技術研究所
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屋代 智之
慶應義塾大学理工学部
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近藤 天平
慶應義塾大学理工学部
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笠置 賢
慶應義塾大学理工学部
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有安 香子
慶應義塾大学
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松下 温
慶應義塾大学
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近藤 天平
慶應義塾大学
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