モーバイル電子会議システム PARCAE におけるクライアントの実現

概要

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近年のノートコンピュータや PDA などに代表される携帯情報機器の小型高性能化によって, どこへでもオフィスと変わらないコンピュータ環境を持ち出すことが可能となった. また, 携帯電話や PHS などの移動電話の急速な普及によって, 屋外においてもネットワークに接続し利用するための環境が整傭されつつある. このように, 人々が「いつでも, どこでも, 誰とでも」ネットワークを介してコミュニケーションを行うことが可能になってきており, また, 人々の間でコミュニケーションを行うためのソフトウェアとして, 電子会議システムやグループウェアと呼ばれるものが登場してきている. しかし, 従来の電子会議システムは各ユーザが常にネットワークに接続し, リアルタイムに参加する形態のみをサポートするものであり, ネットフークに断続的に接続し常に会犠に参加できるとは限らないモーバイルユーザには使いづらいものとなっている. 本研究では, 常に会議に参加できるとは限らないユーザ(非同期ユーザ)と, 会議に常に参加可能なユーザ(同期ユーザ)の二つの形態のユーザを持つ部分非同期電子会議システムのクライアント部分として, その中心となるユーザインターフェイス及びプライオリティフレーム方式によるサーバへのデータアクセスの構築と評価について説明する.
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-03-12

モーバイル電子会議システム PARCAE におけるクライアントの実現

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