進路指導支援システムにおける学生モデルの時間的推移

概要

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社会の発展と共に産業構造が変化し職業の種類が細分化されてきた。また、社会の高度情報化に伴って、進路に関する情報が氾濫してきている。これらのことが原因で、進路指導者が進路に関する情報に通暁することは非常に困難なものとなってきており、進路指導に関するシステムの開発が注目されてきている。進路指導システムの一つに就職指導システムがある。就職指導システムの開発と試作の報告では、求人情報の検索結果の他にシステムによって提示される進路に関するコメントが学生に無視されることが多いことが指摘されている。これは、学生に主導権が与えられないことに起因すると考えられる。ゆえに、学生にも主導権を与え得る相互主導型のシステムが有効であると考えられる。しかしながら、学生が自己の志望を明確に捉えていない場合には、学生本人であっても的確に自己の志望を述べられないため、相互主導だけでも不十分である。筆者らは、学生の適性と職種との適合性を求めることを考慮した進路指導支援システムの設計とそこでのファジィ情報の取り扱いについて、既に報告した。本報告では、遺伝的アルゴリズム(GA)を応用することによって、進路指導上重要となる学生の志望の取り扱いとそれを用いた指導者に対する支援について検討する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

進路指導支援システムにおける学生モデルの時間的推移

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