データベースシステムにおける知的インタフェイスの構築 : 検索履歴を考慮した表示支援

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データベース管理システム(DBMS)を構築するのに表示(出力)を行うインタフェイスが重要となる.ここで述べる表示とは,検索結果に対する表示のことである.従来のデータベースシステムでは検索結果データを表示するだけのものであるが,我々が考えている表示とはユーザにとって検索結果データが理解しやすいものである(検索結果がテキスト表示だけでなく図表等を用いる).そのためには,ユーザの検索意図(なぜ検索しているのか,何を検索しようとしているのか)を理解する必要がある.しかし,システム側でユーザの検索意図をすべて理解するのは困難である.それを解決する方法としてが検索履歴(検索の過程)によりユーザの検索意図を理解する方法がある.しかし,システム側が判定したユーザの意図も正しいものとはいえない.それをサポートするのに対話支援(システムとユーザとの)を用いる.対話支授とはシステム側が判定したユーザの意図をユーザに問うものである.現在,我身は三重組知識表現を用いた人脈管理システムの構築を行った.システムで扱うデータは人物データ,事業所データ,団体データである.現システムでは,検索結果がテキスト表示のみである.また,検索結果もユーザにとって理解しやすいものとは言えない.これらを改善するために本稿では,表示支援を行う知的インタフェイスの研究について述べる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

データベースシステムにおける知的インタフェイスの構築 : 検索履歴を考慮した表示支援

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