マルチエージェント分散対話スケジューリングシステムにおけるマシン対マシン通信プロトコルの設計

概要

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これまで我々用いてきた対話システムは全てのユーザが一つの対話管理プロセスと1対1の形式でマンーマシンインタフェースのレベルで対話を行い。ユーザの要求を一つづつシーケンシャルに取り入れ、コンフリクトが生じるごとにシーケンシャルに解決法を求めるものである。ここで提案するマルチエージェント分散管理スケジューリングシステムとは、分散管理を対話システムに適応するより、対話スケジューリングをマルチエージェントの研究の一例として扱うというほうが適切である。システムの設定は各ユーザのスケジュールに関する処理は同時に別々の対話管理プロセスに管理されている。それらのプロセスをエージェントとして扱い、複数のユーザが会議のようなイベントをスケジュールしたい時に発生する可能な障害状況を想像し、対応策の実行によって、イベントの登録を目指す。従来の対話システムとの一番の相違点は、各プロセス間のインタラクションを処理するために、もう一層の低レベルマシンーマシンインタフェースが必要であることである。今日このこのマシンーマシンインタフェースの通信プロトコルの設計を行った。プロトコルはポリシー、言語、通信とアーキテクチャという四つの部分に分けて別々に設計する。今日の発表内容は主にポリシーと言語に関わっている。ポリシーでエージェントが対話を行う時の規則を定義する。即ち、対話を行う際、特定の状況に応じて起動すべきプロセスとそれらのプロセスの間の情報の流れを明確する規則である。言語の部分では、エージェントとの間に行う対話で使うエージェント通信言語を定義し、メッセージの構成規則と意味解析のプロセスを定義する。そして、定義した規則と言語を使って、スケジューリングの過程に生じるコンフリクトを対応するための対話による問題解決手続きを指定する。以下ではエージェントプロセスと情報の流れ、エージェント通信言語、そして、コンフリクトの解消という三つの部分に分かれ説明する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20

マルチエージェント分散対話スケジューリングシステムにおけるマシン対マシン通信プロトコルの設計

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