カラー画像分割における局所的な色彩情報の有効利用

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概要

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画像認識、画像解析等の、画像処理における基礎的な技術である画像分割は、主として領域分割、エッジ検出という2つのアプローチから様々な手法が提案されている。しかし、これらを統合して両者の長所を活かした手法というのは殆ど行なわれていない。また、高度情報化社会と呼ばれる今日では、多種多様な画像を処理し、扱う画像の情報量も増大する傾向にある。それに伴い、処理手法は複雑化し、計算量も大変増大しつつあり、色彩情報の有効利用というものが求められる。そこで、様々な画像について統一的に処理を行なうために、ファジィ集合により色彩情報を表現して画像分割を行う。また、画像分割の2つのアプローチの長所を活かすため、領域分割とエッジ検出の結果を併合する。それから、場所による特徴を考え、画像を幾つかの正方領域(以下ブロックと呼ぶ)に分け、それぞれのブロックについて別々に処理を行なうことによって、局所的な色彩情報の有効利用を図る。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20

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