OrtoSolid : ソリッド変換時におけるエラー情報を用いた編集処理
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概要
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筆者のグループはこれまで2D-CADの図面データからソリッドモデルを生成するOrtoSolidを研究開発してきた。入力となる図面が完璧であれば、自動的にソリッドモデルが生成される。しかし実際問題としてシステム側が要求する完璧度を持つ図面はほとんどないために自動的にはソリッドに変換できないことが多い。そこで、2D図面の線分が不足していると判断された場合、ヒューリスティックに基づき線分を自動的に付加し、その後変換するという機能と、全ての図面データを満たす解がない場合、いづれかの図面を満たす解を出力する機能とを加えた。ところが、付加される線分はヒューリスティックに基づいたものなので、無意味なものが多く含まれるため、しばしば変換処理が非現実的な計算時間を要してしまう。そこで完全自動変換だけではなく、システムがエラー情報を出力し、ユーザがそれをもとに図面・3D形状を編集することによって効率的に変換する方法も採用することにした。本稿では自動変換に失敗する要因を明らかにし、それらに対処する手法について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
-
井上 恵介
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
-
増田 宏
(株)日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所
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増田 宏
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
-
岡野 彰
日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所
-
松沢 裕史
日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所
-
岡野 彰
日本アイ・ビー・エム株式会社
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