形状偏差を持つ立体部品の組立状態評価
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概要
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計算機で機械製品の形状を管理するCADの利用が進んでいる.しかし,計算機の中に表現されているのは,理想的な平面と曲面を寸分の狂いなく配置して構成した「完全な形状」である.一方,現実の部品は理想形状からの偏差を必ず含んでいる.偏差が大きいと組立不能になったり製品の機能・精度を損なったりするので,設計者は図面に公差(ex.寸法公差,真円度etc.)を入れることで偏差を制限する.しかし,厳し過ぎる公差は加工コストの無駄な増加につながる.従って,製品の仕様を満たす範囲でできるだけ緩い公差を設定することが重要になってくる.本稿は,公差設計を計算機で支援するため,偏差のある形状を表現するモデルを提案し,部品の偏差が製品(組立品)全体に及ぼす偏差を評価する方法を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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