分散処理環境上のマルチメディアサービスにおけるQoSアーキテクチャの提案

概要

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21世紀は「高度情報化社会の到来」といわれている。その基盤をなす新しい通信網であるB-ISDN(広帯域サービス総合ディジタル綱)などの研究が盛んに行われており、これが公衆綱上で実現すれば、マルチメディアを使った様々なサービスが生まれるだろう。上に挙げた新しいサービスにおいて、ネットワークで扱う情報は、映像、音声、データなど多種多様で、当然その特性も異なる。ここで重要になってくる要素はQuality of Service(サービス品質、以下QoSと記す)という考え方である。「高度情報化社会」においては、QoSの整備は必要不可欠なものになる。我々は、未来の多様なサービスの多様な要求に対応したQoSアーキテクチャを提案する。これは、我々が構築したマルチメデイアコミュニケーションプラットフォーム:MINDS(Multimedia Information Networking platform on Distributed processing environment and Services)に対応しており、実際にこのプラットフォーム上でインプリメントも行った。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15