協同文書処理(CDH)のためのマルチポイントプロトコルの検討
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概要
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オフイス環境において、マルチメデイア文書(以下、単に文書と呼ぶ)を用いたグループ通信は、遠隔地間での文書会議や原稿の校正など幅広い応用が考えられる。このため、ITU-T SG8では文書を対象とした共同作業のための通信応用として協同文書処理(CDH)が検討されている。CDHでは非同期型の"ワークフロー"や同期型の協同編集等のグループウェア通信応用を目的とする。なかでも、同期型CDHで複数利用者環境を実現するマルチポイント(多対地)プロトコルの実現方法は早急に解決すべき問題としてあげられている。上記の背景に従い、本論ではITU-T SG8の課題AGC(オーデイオ・グラフィック会議)で検討されている多対地通信プロトコルのMCS(Multipoint CommunicationService)に注目し、CDHで用いられるHSI環境にMCSを適用する際の問題点を整理し、その実現方法を検討することにより、MCSがCDHの多対地プロトコルとして利用できることを示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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