開放型文書通信体系におけるセキュリティ機能の位置づけ

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概要

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テレマティクス通信サービスの統合化を目指して、筆者らはこれまでODA(開放型文書体系)、およびDTAM(文書転送および操作)をベースとした統合テレマティクス通信体系の検討を進めてきた。本研究は、異なる文書体系を保有するシステム間の相互接続性の問題、すなわち開放型文書通信の実現としてITU-T(|日CCITT)およびISOにおいても取り上げられ、これらの国際標準化が進捗した。しかしながら、上記開放型文書通信におけるセキュリティ機能の検討は、十分になされておらず、ISOにおいてセキュリティ機能の要求条件の整理がなされたに止まっている。本稿では、開放型文書通信を実現する環境(ここでは開放型文書通信体系と呼ぶ)の観点から、セキュリティ機能の要求条件を整理するとともに、開放型文書通信体系におけるセキュリティ機能の位置づけについて述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-09-27

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