FIPA準拠エージェントプラットフォームへのセキュリティ機能の実装とDSRC環境下での評価(モバイルセキュリティ)(<特集>ユビキタス環境のモバイル通信システムとITS)

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概要

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エージェント要素技術の標準化団体であるFIPAでは,ACL(Agent Communication Language)などの,エージェント通信におけるインターオペラビリティを確保するための様々な仕様が策定されている.しかしながら,エージェントサービスの安全性を保証するために必要なセキュリティに関しては,その要件を検討しているにすぎず,具体的な方式はほとんど議論されていない.そこで本稿では,FIPAにおけるセキュリティ要件およびFIPAのシステムアーキテクチャに適用するセキュリティ機能を設計し,FIPA準拠のプラットフォーム上に実装を行った.また,本実装方式の実現性を立証するため,エージェントの適用分野の1つとして注目を集めているITSサービスの実証実験環境下において評価を行った.その評価結果から,提案方式がセキュリティ要件を満足し,実用的な実行時間で処理可能であること,実サービスヘの適用が可能であることを示した.
社団法人情報処理学会の論文
2003-12-15

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