発行サーバの不正に耐性のあるディジタルタイムスタンプ方式
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概要
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本稿においてサーバの不正に耐性のあるディジタルタイムスタンプ方式を提案する.従来, 提案されているディジタルタイムスタンプ方式は信頼できる第三者機関(Trusted Thrid Party)を想定するためにディジタルタイムスタンプ発行者の不正を防ぐことが困難である.発行者の不正を困難とする方式としてリンキングスキームがあるが, タイムスタンプ保留攻撃が可能である.そこで, 本稿において従来とは異なるシステム構成を用いることによりディジタルタイムスタンプ発行者の権限を分散する方式を提案する.提案方式はディジタルタイムスタンプの発行をサーバが行うのではなくクライアントが互いに行う方式である.このときサーバは通信の監視のみを行うためタイムスタンプ保留攻撃も困難となる.また, 提案方式の特徴から従来とは異なる適用例についても示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-12-21
著者
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山田 明
株式会社KDDI研究所
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中尾 康二
(株)kddi研究所
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中尾 康二
国際電信電話(株) 研究所
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田中 俊昭
株式会社 Kddi研究所
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田中 俊昭
(株)KDDI研究所
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清本 晋作
(株)kddi研究所
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山田 明
(株)KDDI研究所
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中尾 康二
Kddi研
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