ビットコミットメントを用いたユーザ認証方式の安全性に関する一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Schnorrが提案したユーザ認証方式は離散対数問題に基づく最もシンプルなユーザ認証方式である。しかし, Schnorr法が非転用性(non-transferability)を満たすことは知られていない。また, 素因数分解に基づくユーザ認証方式としては, Guillou-Quisquaterの認証方式が有名であるが, 同様にその安全性は証明されていない。これらの認証方式では, 検証者が, 証明者の第1メッセージに基づいて, チャレンジビットを生成することが可能であり, それにより何らかの情報が検証者に漏洩するという考え方もある。これを回避するための一手法として, コインフリッププロトコルによりチャレンジビットを生成するプロトコルが考えられるが, これまで, その安全性は議論されていない。本稿では, そのプロトコルの安全性について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
関連論文
- 構造化マルチメディア文書を用いた協同編集システムColleague
- パソコン文書会議システムの設計
- DTAMにおける応答確認型操作サービス
- オーディオ・グラフィック会議(AGC)における文書編集プロトコル
- 多対地オーディオグラフィックコンファレンスの基本機能とそのプロトコルアーキテクチャ: 画像通信システム(テレコンファレンス)
- ITU-T SG8(テレマティークサービスのための端末装置とプロトコル)第5回全体会合報告
- ITU-T SG8(テレマティ-クサ-ビスのための端末装置とプロトコル)第5回全体会合報告
- ITU-T SG8第4回全体会合報告
- 3ラウンド零知識プロトコルの存在について(II)
- 3ラウンド零知識プロトコルの存在について