文化伝播におけるモデル構成(4) : 中継効果の数理的検討
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概要
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歴史科学全体を通じての中心的な研究テーマのひとつである文化とその伝播は、人類の営みの象徴的特徴を捉えたものと言える。本研究は、このテーマに情報科学の立場からアプローチを、試みるものである。特に考古学が対象とする文化を捉えて、モデル化、思考実験としての計算機シミュレーションを行う。すでに、筆者らは、遺跡間の距離に着目した伝播負担関数による文化の伝播路と交易路を探索するモデルを提案し、シミュレーションを行っている。本報告では、そのモデルにおいて中心的振舞をする中継効果について数理的検討を行う。特に、効果を起こす(迂回する)領域について吟味する。以下、伝播負担関数による伝播モデルついて述べ、具体例を示し、中継効果について議論する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
-
今枝 国之助
岡山理科大学電子理学科
-
小林 博昭
岡山理科大学総合情報学部社会情報学科
-
小林 博昭
岡山理科大学教養部
-
加藤 常員
岡山理科大学
-
今枝 国之助
岡山理科大学電子工学科
-
小沢 一雅
大阪電気通信大学
-
加藤 常員
大阪電気通信大学
-
今枝 国之助
岡山理科大学理学部
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