前方後円墳の墳形計測システム : 第2報
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概要
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前方後円墳の現在の形状は、主として実測図(等高線図)の形式で公開されている。前方後円墳の形態研究はこうした実測図にもとづいて行われてきたが、その基本は墳丘の現状ではなく実測図を通して築造時の原プラン、すなわち築造企画を推測し、これにもとづいて墳丘の形態を考えていくことにある。築造企画の推測とは、基本的な墳丘の部位の大きさ(墳丘長や後円部径など)を復元的に計測することであって、人間のパターン認識能力に依拠した試行錯誤的過程をともなう。本研究は、こうした墳形の計測を効果的に支援するシステムの構築(改良版システム)について述べる。加えて、本システムによる前方後円墳の形態研究支援の方向についても述べ、新しい型式座標図を紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-11-05
著者
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