前方後円墳の立体形状(高さ)の統計的推定
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概要
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本論文は、墳丘が損傷した前方後円墳の立体形状(各部の高さ)を推定する試みについて述べる。前方後円墳の墳丘の形状(墳形)は平面企画と立体企画の両面で把握することができるが、平面企画と立体企画の間に強い相関がある傾向は従前より経験的に知られている。まず、こうした経験的知見について具体的に一定数の前方後円墳を選んで単回帰分析による統計的な検証を加えた。その結果、きわめて高い信頼度をもつ回帰式が導かれた。この回帰式を活用して、墳丘が損傷した3基の前方後円墳について墳丘各部の高さを推定し、これら推定値と現形を比較しつつ、方法論的検討を行う。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-05-28
著者
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