交換ソフト向け詳細設計支援システムPDAS

概要

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交換ソフトの詳細設計とプログラミングを支援するシステムPDAS/SV(Programming and Design Assist System/Switching software Version)を開発したので報告する。本システムは,OS等の電算機基本ソフト開発に対する支援システムPDASを交換ソフト用に改良したものである。PDASの目的は,プログラムと仕様書の一致を保証すること,及びソフトウェアの部品化の枠組みを提供することによって,ソフトウェアの詳細設計,コーディング,保守を支援することである。このため,PDASでは以下のようなアプローチを取っている。(1)表形式による宣言記述と日本語による擬似コーディングを特徴とする詳細設計言語の設定(2)設計言語による仕様作成を支援する専用エディタ(3)詳細設計仕様からのプログラム生成,仕様書作成(4)リレーショナル・データベースによる仕様管理(5)データ抽象化に基づく部品化機能基本ソフトの開発においては,これらの手法の有効性を確認することができた。本稿では,基本ソフト版との相違,PDAS/SVのシステム構成,設計言語,及び部品化機構について述べる。
1986-10-01