MLTG-マイクロプログラミング・ランゲージ・トランスレータ・ジェネレータ- : LALRバーサの一つの応用例
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概要
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MLTG(A Microprogammig Language Translator Generator)システムについて論じる. このシステムはマイクロプログラミング用言語のトランスレータ生成システムである. 対象となる言語は低レベルだが, 1)プログラマにとって書き易く, 2)保守する人にとって読み易い自由型式の高水準言語風アセンブラ言語である. このような言語の使用によってプログラミングの生産性が向上し, 保守の仕事が容易になると期待される. このシステムのねらいは, 各々のハード開発チームが自分達の言語を設計し, 容易にそのトランスレータを開発できるようにすることである. このシステムの使用によって, ハードの設計変更が及ぼす言語の変更にも容易に対応できる. このシステムは機能的に二つのサブシステムに分けられる. 一つはLALR(3)構文解析プログラム生成サブシステム, 他はマイクロ命令生成サブシステムである. ユーザが対象言語の構文を柔軟にかつ自然に記述できる種々の機能(拡張BNF記法, アクションの指定, 文脈条件指定など)が用意されている. 対象言語に独立な構文誤り回復ルーチンも組み込まれている. 対象言語のレベルに関係づけながら, マイクロ命令生成サブシステムがサポートする諸機能についての議論がなされる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1979-01-15
著者
-
毛利 友治
富士通株式会社
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牧之内 顕文
九州大学
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若木 利子
富士通国際情報社会科学研究所
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毛利 友治
(株)富士通研究所ソフトウェア研究部
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毛利 友治
(株)富士通研究所
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毛利 友治
(株)富士通研究所電子研究部第二研究室:(現)富士通国際情報社会科学研究所
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牧之内 顕文
(株)富士通研究所ソフトウェア研究部
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