C++を対象としたオブジェクト指向メトリクスの検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
C++言語によって記述されたオブジェクト指向ソフトウェアを評価するために, 従来, 提案されているメトリクスに加えて, C++における非オブジェクト指向要素の比率を測定することを提案している.これにより, C言語からの移行において発生する手続き的設計の傾向を検出できると考えた.また, オブジェクト指向フレームワークの評価を行なうために, 従来のクラスを単位としたメトリクスに加えて, モジュール単位の参照を測定するメトリクスも提案する.従来のメトリクスに合わせて, これらのメトリクスを測定するツールを開発し, 大規模なシステムを含む複数のプログラムで計測実験を行なった.その結果, 非オブジェクト指向要素の比率は開発者の習熟度の目安として有効であること, 及びモジュール単位の参照のメトリクスはフレームワークの改善にデザインパターンを適用した場合に有効であることがわかった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-03-10
著者
関連論文
- データ処理性能を改善するXML文書のコンパクト化法の開発(コンテンツ技術,Web情報システム)
- D-011 XML文書コンパクト化(CSV圧縮)の変換仕様作成用エディタの開発(D分野:データベース)
- 分散共同開発支援環境の開発(3) : ツール統合
- 分散共同開発支援環境の開発(2) : アーキテクチャ
- 分散共同開発支援環境の開発(1) : 概要
- 事務処理プログラムからの詳細仕様書生成
- C++レビュー支援システム
- C++を対象としたオブジェクト指向メトリクスの検討
- デザインパターンの適用自動化手法
- 交換ソフト向け詳細設計支援システムPDAS
- 可視化ツールVickey V3-(2)
- 可視化ツールVickey V3-(1)
- システムソフトウェアの可視化に関する一考察