LISP-PAL : プログラミング支援のための自然言語による質問応答システム
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概要
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質問応答システムLISP-PALは,初心者のプログラマを対象に,熟練者のプログラミング知識を会話的に提示することによってプログラミングを支授する.たとえば,ユーザがプログラミングしたいことを日本語で問合せすると,システムは使えそうな関数やノウハウに関して,説明とプログラム例を提示する.本研究は,知識ベースを利用したソフトウェア開発環境の構築と,知識ベースの利用技術の開発を目的とした研究の一貫として行われた.本論文で述べる研究成果は,(1)日本語文間の意味関係を階層的なモデルを使って表すことにより,関連知識を効率良く検索する方法,(2)フレームに基づいた知識表現をオブジェクト指向言語でパターンマッチングを使って容易に扱うための技術,である.システムを実際に運用するために必要な機能として,プログラミング知識や未登録語をユーザが会話的にシステムに登録できる機能を導入した.プログラミング知識をテキスト形式で登録し,問合せできるシステムをワークステーションとパソコン上に実現し,システムの評価を,約50名のモニタによって試用された際の質問応答内容のログとアンケートの分析により行った.知識ベースはCommon Lispプログラミングに関する約100のノウハウ,600の関数,100の用語の知識を持つ.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-11-15
著者
-
小川 知也
富士通研究所
-
上原 三八
富士通研究所
-
山本 里枝子
(株)富士通研究所
-
小川 知也
(株)富士通研究所
-
山本 里枝子
富士通研究所
-
山本 里枝子
株式会社富士通研究所
-
上原 三八
(株)富士通研究所ソフトウェア研究部
-
上原 三八
株式会社富士通研究所
-
山本 里枝子
株式会社 富士通研究所
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