人間の視覚に基づいた自動的な領域の重要度決定とその圧縮への応用

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概要

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人間は、画像をそれぞれ意味のある部分に分けて見て、重要だと判断したところに注目している。現在までに様々な画像処理の手法が提案されているが、このような局所的な重要度に注目しているものは少なく、画像全体が同様に処理されてしまっているため、人間と同様な処理を行なえるとはいいがたい。そこで、本研究では、画像分割を行ない各領域の重要度を自動的に決定する手法を提案し、またこの結果を画像圧縮に応用する。すなわち、「重要でない」と判断された領域の圧縮率は上げ、「重要」と判断された領域は圧縮率を下げることにより、従来の方式よりも高い圧縮率で、かつ人間が必要とする情報を減らさない圧縮方法を実現することが出来る。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-03-06

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