集材機作業条件の統計的考察(II) : 数量化理論による集材機作業の功程分析
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概要
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前報の資料に数量化理論I類を適用して, 種々の集材機作業条件が作業能率に及ぼす影響を分析した。集材機作業では1荷当り平均積載量が最も作業能率に影響を及ぼしていることが確認された。ついで, 皆伐の場合, 国有林では伐区の大きさ, ha当り出材量, 地表植生等と続き, 民有林では土質, 伐区面積, 総出材量, 横取距離, 伐区の形等となった。また国・民有林とも集材距離の1日当り出材量に及ぼす影響が小さかった。間・択伐作業では, 積載量, 伐区内の地形, 残存立木, 索張方式が, 作業能率に影響のある要因として抽出された。間・択伐作業では, 伐区内の地形がある程度複雑か伐区が2山腹にまたがっている場合に作業能率がよく, また索張方式はランニングスカイライン方式が適していることも確認された。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1980-09-25
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