ユーカリの切枝におけるグルコースからリグニンの形成
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概要
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ユーカリの切枝にグルコース-1-^<14>C, グルコース-G-^<14>C, 酢酸-1-^<14>Cを与え, 24時間後にメタノール抽出物の各フラクシヨン, 細胞膜炭水化物およびリグニン分解物中の^<14>Cの分布を調べた。その結果グルコース-1-^<14>Cはグルコース-G-^<14>Cより多く炭水化物中に取り入れられる。またシキミ酸, リグニン分解産物中にほぼ同じ強さで取り入れられることがわかつた。したがつて芳香族化合物の形成には, エムデン-マイヤーホーフ系の呼吸が大きな意味をもつことが推定される。同時に酢酸-1-^<14>C, 酢酸-2-^<14>Cを試みたが, シキミ酸, リグニンへの取り入れはわずかであつた。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1960-08-25
著者
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