ヒノキ葉のフラボノイドについて
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概要
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ヒノキの葉から, d-catechin, quercitrin, afzelin, myricitrinを単離確認した。そして, このほか結晶状には得られなかつたが, taxifolinとaromadendrinの配糖体を分離した。両者の塩化鉄反応は紫褐色で, 紫外線吸収は293mμ付近にあり, いずれも加水分解すると, xyloseとそれぞれのアグリコンが得られるので新配糖体と考えられる。この結果から, ヒノキの葉のなかではフラバノール配糖体とフラボノール配糖体の間には相互転換はおこらないであろう。
- 1962-06-25
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