サクラ種子の発芽と成分に及ぼす温度の影響
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概要
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沖縄に自生しているヒカンザクラ種子は発芽率が低く, 天然生苗も少ない。その原因が発芽温度, 貯蔵温度に影響があり, また種子内の成分にも関係があると推定されたので, 九州産ソメイヨシノ種子も加え検討した。ヒカンザクラ種子の予備実験において, 発芽適温7℃をえたので, その条件を用いて発芽率検定を行なつた。なお貯蔵温度7,20,30℃とし, 4か月にわたる発芽率, 化学成分(油脂, 糖, タンパク質)の変動を測定した。その結果, 油脂量の減少とともに発芽率は直線的に低下し, 相関係数0.95をえた。このことは油脂成分の変化をしらべることにより, 実験室内において発芽率を推定しうることの可能性を示している。糖, タンパク質については相関は見い出しえなかった。
- 1970-11-25
著者
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