イネいもち病菌の宿主選択的感染機構に関する研究 : (3) 発芽胞子の生成毒素によるえ死斑形成の光依存性
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概要
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毒素溶液をイネ品種「関口朝日」葉に有傷滴下後, 処理葉を光照射および暗黒下に3日間保った。その結果, 光照射下では関口病斑類似え死斑が形成されたが, 暗黒下ではえ死斑の形成は認められなかった。え死斑は12時間以上の光照射により誘導され, 照射時間の増加とともに拡大した。え死斑の形成にはBLBランプ(310〜410nm)による照射よりも390nm以下をカットした昼光色蛍光ランプによる可視光の照射が有効であった。以上の結果から, 毒素によるえ死斑形成は光に大きく依存していることが明らかとなった。
- 日本植物病理学会の論文
- 1990-07-25
著者
-
西村 正暘
名古屋大学農学部
-
故 西村
名古屋大学農学部
-
荒瀬 栄
島根大学農学部
-
野津 幹雄
島根大学農学部
-
本田 雄一
島根大生資
-
本田 雄一
島根大学農学部
-
近藤 一美
島根大学農学部生物生産科学科環境生物学講座
-
野津 幹雄
島根大学生物資源科学部
-
近藤 一美
島根大学農学部環境保全学科植物病学研究室
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