螢光抗体法による Nephrotoxin 腎炎の研究 : IV とくにラット諸臓器のトリプシン消化超遠心上清に対する抗血清の腎炎惹起能力の比較検討
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概要
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In order to test for ability of antisera against various tissue homogenate to produce nephrotoxic serum nephritis (NSN), supernatant substance of trypsin digested tissue homogenate was used as antigen. Because we have already reported that active principle responsible for the production of NSN is present in the supernatant substance of trypsin digested kidney homogenate. Rat organs examined in this experiment were lung, aorta, heart, liver, muscle, brain, stomach, and spleen. Antisera were produced in rabbits by the alum method. One ml. of each antisera was injected intravenously into rats weighing 150 gm. and killed 10 days after injection. In rats recieving antisera against lung, aorta, heart, liver, and muscle, prominent proteinuria appeared and histological examination revealed typical NSN. Fluorescent staining of kidney frozen sections with antirabbit γ-globulin demonstrated exclusive uptake of fluorescence only in glomerular basement membrance. By injection of FITC labeled γ-fractions of these antisera, NSN was also induced. The existence of a common precipitin line was recognized between these five antisera and supernatant substance of trypsin digested kidney homogenate. When antisera against brain, stomach, or spleen was injected, no NSN occurred, although fluorescence in glomerular basement membrane was positive and a common precipitin line was noted in case of antibrain sera. Still further investigations should be necessary to conclude that these three antisera have no effect to produce NSN.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1967-05-30
著者
-
長沢 俊彦
杏林大内科
-
柴田 整一
東大第3内科
-
長沢 俊彦
東京大学医学部第三内科
-
柴田 整一
東京大学医学部第三内科
-
長沢 俊彦
東大中尾内科
-
柴田 整一
東大 冲中内科
-
柴田 整一
東京大学医学部中尾内科
-
長沢 俊彦
東京大学医学部中尾内科
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