出血性脳梗塞の臨床像
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概要
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Among 199 cases with cerebral infarction 23 cases (11.6%) developed hemorrhagic infarction on repeated computerized tomography (CT) scans. The hemorrhagic pattern was classified into 3 groups according to the CT findings; massive type (12 cases), partial type (6 cases), and scattered type (6 cases). Massive type hemorrhagic infarction was accompanied by cerebral swelling and mass effect and was observed, as a rule, within 4 days from clinical onset of the infarction, although there were a couple of exceptional cases, who developed hemorrhage over 2 weeks after the onset. Scattered type hemorrhagic infarction did not show mass effect and was always found after more than 8 days from the onset and no clinical evidence of symptomatic deterioration was encountered. Partial type hemorrhagic infarction appeared from within 4 days to 3 weeks after the onset. Mass effect was exceptional and symptomatic change was infrequent. Overall mortality of the non-hemor-rhagic infarction was 15.3%, whereas it was 13% with hemorrhagic infarction, and the mass effect was the principal cause of mortality. Cardiac diseases were found to be the main risk factor in developing hemorrhagic infarction, while hypertension and diabetes mellitus did not appear to be significantly related to hemorrhagic changes of the cerebral infarction. Aspirin and other anti-coagulant medication showed no significance either in this study, It is suggested that the causes of hemorrhage are different in massive type and partial or scattered type hemorrhagic cerebral infarctions.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1984-09-15
著者
-
倉津 純一
熊本大学医学部脳神経外科
-
伊藤 義広
社会保険下関厚生病院脳神経外科
-
松角 康彦
熊本大学脳神経外科
-
野中 信仁
済生会熊本病院脳神経外科
-
倉津 純一
熊本大学医学部 脳神経外科
-
伊藤 義廣
熊本大学脳神経外科
-
瀬戸 弘
済生会熊本病院脳神経外科
-
倉津 純一
済生会熊本病院脳神経外科
-
伊藤 義広
済生会熊本病院脳神経外科
-
三浦 義一
済生会熊本病院脳神経外科
-
倉津 純一
熊本大学大学院医学薬学研究部脳神経外科
-
三浦 義一
済生会熊本病院 脳神経外科
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