悪性脳腫瘍の画像診断(<特集>悪性脳腫瘍の病態と治療)
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概要
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本稿では,悪性脳腫瘍の画像診断の最近の進歩について,われわれの知見に最近の報告を加えてレビューした.MRIにおいては.diffusion-weighted imaging(DWI)とperfusion-weighted imaging(PWI)について述べた.DWIにおいては,特にADC mapを作製することで,脳腫瘍の細胞密度だけでなく,生物学的特性を反映できることを示唆した.PWIに関しては,血管に富む腫瘍かどうかの鑑別に有用であることを示した.PETが最近の癌の診断に有用とされているが,悪性脳腫瘍に関する知見を,FDG-およびMET-の2種類のPETの有用性についてそれぞれ述べた.またFET-PETという特殊な放射線核種を使った撮像法の有用性の報告も加えた.脳腫瘍の術前診断において,以上の画像診断を組み合わせることでより確実性の高い診断を得ることができるということを結論とした.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2006-10-20
著者
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倉津 純一
熊本大学医学部脳神経外科
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倉津 純一
熊本大学 医学部 脳神経外科
-
倉津 純一
熊本大学医学部 脳神経外科
-
中村 英夫
熊本大学医学部附属病院脳神経外科
-
倉津 純一
熊本大学大学院医学薬学研究部脳神経外科
-
中村 英夫
熊本大学医学部脳神経外科
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