受診者のQuality of Lifeからみた脳ドックの意義
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概要
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受診者の主観的健康度に対する脳ドックの影響を,生活の質(quality of life:QOL)の面から検討した.SF-36^[○!R]を用いた調査の結果,脳ドック受診者の6割以上は頭痛やめまいなどの症候によりQOLが低下しており,受診後重大な脳疾患がないと知るとQOLは改善した.しかし,未破裂脳動脈瘤がみつかった場合は,特に日常生活における活動性の面でQOLが低下した.現状では,主観的健康度への脳ドックの影響は,メリット・デメリット両面が存在する.結果によらず受診者が脳ドックの情報をプラス思考で受け入れ,正しく理解し,日常生活にフィードバックし良好なQOLを保てるよう,国民の新たな健康観の確立に期待する.
- 2010-04-20
著者
-
山城 重雄
熊本労災病院脳神経外科
-
穴井 茂雄
熊本労災病院脳神経外科
-
吉田 顯正
熊本労災病院脳神経外科
-
倉津 純一
熊本大学医学部脳神経外科
-
倉津 純一
熊本大学 医学部 脳神経外科
-
倉津 純一
熊本大学医学部 脳神経外科
-
倉津 純一
熊本大学大学院医学薬学研究部脳神経外科
-
倉津 純一
熊本大学大学院生命科学研究部脳神経外科分野
-
山城 重雄
熊本労災病院 脳神経外科
-
吉田 顯正
熊本労災病院 脳神経外科
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